個人的にこれまでのペーパーライクフィルムはあんまり使いたくないなぁと思っていたアイテムでした。
確かに描き心地は摩擦があって紙に近いけど、画面がギラついてしまってお絵描き以外のときは…動画を見たりするときは邪魔でしかない。
でも今回のアイテムでそんな問題も解決です。やったぜ。
ELECOM「ペーパーライクフィルム 着脱タイプ」
今回購入してみたアイテムはELECOMさんの「ペーパーライクフィルム 着脱タイプ」
その名前のとおり好きな時に着けたり剥がしたりできるペーパーライクフィルムです。
お絵描きするときだけペタっと貼りつけ、それ以外はバリッと剥がす。(そんな音はしないけど)またQOL上がっちゃいますね。
このアイテムは2種類の描き心地で選べます。ケント紙タイプと上質紙タイプ。
ケント紙タイプは「摩擦は少しあればいい。ギラつきも抑えめがいい」という人向け。
上質紙タイプは「ギラつきは気にしない。できるだけ紙に近い摩擦を!」という人向け。
価格は一緒です。自分が何を求めて何を許せるかで選びましょう。
同梱物はフィルム本体と着けていない時に仕舞っておくためのファイル。(台紙はあくまで開封前に折れ曲がらないようなので開封したら捨てていいと思います)
フィルム本体は柔らかめの下敷きのような感じ。ガラスフィルムよりは柔らかいです。
ファイル付きで着けていない時の扱いについても考えてくれていて非常にありがたい…。すごいぜ。
実際に使ってみた所感
2種類を使ってみた印象を簡単にまとめると↑のような感じ。もう少し細かく書くと↓
Goodなポイント
・ペーパーライクフィルムなのでポイントは「摩擦、描き心地」、その点はどちらのタイプも問題ないと思いました。摩擦控えめのケント紙タイプでも「結構摩擦あるな…」と感じる程。それでもマジのペーパー感を求めるなら上質紙タイプ。
・着脱可能ということで「ズレたりとか勝手に剥がれたりとかしそう」とか思っていたのですが杞憂でした。しっかり固定されるのでズレや剥がれの心配はなさそう。
Badなポイント
・画面がギラつきます。特に上質紙タイプ。(従来のペーパーライクフィルムと同じくらいなので我慢できる人はできると思う)今回は着脱式でお絵描きをする時以外は外せるので個人的にはOK。
・「ディスプレイとフィルムの間に接着部分がある」という構造上フィルムが浮く。ほぼ影響はないけど接着部分付近のエリアは感度がほんのちょっと低下してるかも。実際「画面端からスワイプ」等の操作でスカることが極稀にあり。
フィルムが浮いているということ
画面のギラつきはペーパーライクの宿命みたいなところがありますので「そんなこと当たり前じゃん!」という方は多いと思います。(フィルム表面に凸凹を作ることで摩擦を作ってるのでその凸凹にディスプレイの光が反射してギラつく)
しかし今回は「着脱式」ということで「フィルムが浮く」という新たな特徴があると感じました。未知の世界。
じゃあ「フィルムが浮いている」ということでお絵描きの際に不便なことがあるのかと言われるとほとんどなかったように感じました。
フィルムを貼り付けるとこんな感じ。両脇の接着部分以外(色が濃い部分)は「フィルム貼ってるな」と分かります。接着面がディスプレイ部分に干渉することはないです。
上下には接着面はなし。上空から見るとほとんど普通のフィルムという印象。
接着面がない下部から見てみるとフィルムの「浮き」がよく分かります。
心配されるのは「視差や感度に影響はあるの?」ということですが、写真のとおりペン先と描画位置に視差はほとんどありませんでした。違和感なくお絵描きが出来ています。「筆圧をいつもより強めに!」とかはしなくてOK。
タッチ感度についてもほぼ変わらずでほとんど困ることはありません。前述したとおり画面端の接着部分付近だけはごくたま〜に操作がスカるかも、という印象。
フィルムを着けたままカバーをつけることも出来ました。「カバーを開くとスリープ解除」という機能にも影響はありません。
まとめ:ありそうでなかったアイテム。完成度高し!
ペーパーライク嫌いの私でしたが、思った以上に完成度が高くて買ってよかったなと感じています。価格も普通のペーパーライクフィルムより大幅に高いということもなくELECOMさんの商売の上手さを実感しました。
今回は2種類のタイプを購入しましたが、私がこれから使っていこうと考えているのは「ケント紙タイプ(摩擦控えめの方)」です。描き心地が自分に合っている感じがしました。
「iPadでお絵描き」という考えがApple Pencil登場からどんどん広がってきて、それをより快適にするアイテムもたくさん出てきていて良い世の中になったなと日々感じます。今後も便利アイテムが出てきたら購入してみる予定なのでお時間あれば覗いてみてくださいな。
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