手に持った瞬間の「これこれ!」っていう感じが好き。
先日の投稿の通り、今年のiPhoneは13シリーズの中で最小のアイツ、iPhone 13 miniを購入しました。
去年のiPhone 12 miniから登場したこのminiサイズ。「電池持ちが悪い」「大規模化するコンテンツに対して流石に画面が小さすぎる」という声もあったと思います。
最近はスマートフォンで電話やメールのような最低限のコミュニケーションをとるだけでなく、写真を撮ったり動画を見たりSNSで繋がったり、お絵描きなど創作する方までいらっしゃるそう。すごいぜ。
そんなスマートフォンが生活必需品を超えた何かに化している今、電池持ちが悪かったり、何かを閲覧したり創作をしたりする為のディスプレイが小さすぎるのは時代に合っていないのでは、というものよく分かります。
しかしそれでも「それらと端末の小ささはトレードオフ!」と割り切って猛烈に愛用している方々もたくさんいらっしゃり、私も同じように欠点については覚悟と承知の上での購入。
今回そんな尖り気味なiPhoneの新作を少し触ってみた所感についてお話させていただければと思います。
目次
外観を見る
まずは外箱。いつの通りに筐体の原寸大写真がバンと印刷された化粧箱。やっぱり筐体写真があるとテンション上がるよね。(毎回言っている気がする)
Proモデルは黒基調のSFチックなデザインですが、無印やminiはいつも通り白基調でライトな雰囲気。
梱包や包装で去年以前より変更が入ったのはココ。去年までは化粧箱を透明なフィルムが覆っていたと思いますが、今回からはそのフィルムがなくなり別売アクセサリ類と同じようにシールでフタが固定されています。環境に配慮しているんだなぁ…。
ちなみに付属品はLightning to USB-Cケーブルとその他紙類とSIMピン。充電器はないので持っていない方はAmazonなどで調達しておきましょう。
開封して本体を取り出す。今回はスターライトというカラバリを選びました。
わざわざホワイトから名前を変更したのだから結構色味が違うのかなと思っていましたが、フタを開くと拍子抜け。「スターライト=ホワイト」と考えてしまってもいいと思います。もっと言うと先代の12シリーズのホワイトの方が暖色交じりでホワイトから遠いのではないかな。
デザインについては一部分を除いて大きな変更はありません。iPhone 12シリーズと同じくカクカクフレームでカッコよく、印刷や模様もAppleマークのみでとてもシンプル。キャリアが販売しているものでも同じ感じらしいのでAppleパワーはすごいぜ。
ただ一部大きくデザインが変更されているのはカメラユニット。iPhone 12や12 miniでは縦列に配置されていたカメラが今回は斜めに配置されています。
内部パーツの関係でこのようなデザインになったのだと思いますが、個人的には縦列配置のほうがカクカクデザインにも合っていてスッキリした印象があるので好きでした。ちょっと残念。
でもそれとは別に一目で「新モデル!」と分かるのでテンションはアガる。
カメラユニットは見た目よりは出っ張っています。カメラユニット全体の土台、フレームと同じ素材のリング、そしてレンズ保護の黒いリング。ケースなしで机に置くと普通にガタガタします。
あとめちゃめちゃ強く頑丈に作られているので、ケースなしで使う方はカメラ部分を背にして他機器のディスプレイなどに重ねて置かないようにしましょう。泣きをみることになります。
ディスプレイ側についても大きな変更はほぼありません。上部のスピーカーがノッチ内から上に移動しベゼル端に移動したことでノッチが少し小さくなりましたが、体感できるほどのものではありませんでした。ノッチが小さくなったことで「バッテリーの%表示」くらいできるかなと思ったのですが、今のところそれもできないのでなんだかなぁとは少し思ってしまう。
ちなみにPro Maxサイズと比べるとこのような感じ。
私はiPhone 12 Pro Maxからの買い換えだったので、そのサイズ差はものすごいことになりました。流石にiPhone 13 miniを使い始めて数時間はすんごい違和感がありましたが、不思議なもので数時間使い続けると体にフィットしてきて快適に過ごせるようになりました。
フレームが思ったより鮮やか
先ほど「スターライト=ホワイトでいいよ」とは言いましたが、フレームだけは確かに「ホワイトではなくスターライトなのかも?」と思える程にあったかみがあります。確かに星の光ってよく見ると真っ白ではなく少し黄色っぽいし、そんな感じをイメージしてるのかな。
購入前に確認必須かも。
やっぱり驚くほど手に馴染むサイズ
miniの最も好きな部分はそのサイズ感。人によっては最大の短所になってしまうと思いますが、やはりこのサイズが人々を引き付ける魔力を持っていることもまた事実。
大きさ的にも重量的にも片手操作が全く苦にならず、ポケットに入れても変な違和感もない(スマホの重みでパンツがズレるなんてこともない!)思わず無意味にニギニギしたくなってしまう。
量販店やApple Storeでたくさん展示してあると思うので是非ニギニギしてサイズ感を確かめてみてください。
アクセサリーたち
アクセサリとして前もってケースとフィルムを購入していました。
最近のiPhoneはディスプレイを始めとしてめちゃくちゃ頑丈に作られているので「ケースやフィルムなんかいらないよ」という方も結構いらっしゃいます。Apple care+なんて補償制度もありますしね。
私もケースやフィルムなしでもいいんじゃないかとは何回か考えたことはあるのですが、神経質なもんで傷がつきにくいとは分かっていてもケースやフィルムがないとそーっと置くようになったりと生活の中でストレスが溜まる溜まる。それなら安心と防御力は買ったほうがいいよねと毎回揃えています。
ケースはApple純正のレザーケース。色はウィステリア(紫)
手触りもよく、時間が経つにつれて味が出てくるので純正レザーは良い。ちょっと高いけど。それでも純正シリコンと1000円くらいしか変わらないのでめちゃくちゃ高い!ということはないのかも。
本体との色の組み合わせも大正解だったかなと思います。紫の隙間から覗く白いカメラユニット、おお高貴高貴。
フィルムについてはスマホだけでなくタブレットも毎回NIMASOのガラスフィルムを使っています。
(2枚組で1000円未満と)安い!(Amazonで買えるから届くのも)早い!(ガイドがあるので)うまい(こと貼れる)!指の滑りもよく汚れもすぐに掃除できるのでこれからもお世話になると思います。
触ってみる
この投稿時点で既に2日間程使用しています。
SNS、ゲーム、ブラウジング。当然といえば当然ですがカクつくこともなく快適に操作ができます。逆を言えば先代モデルであるiPhone 12シリーズでも同じだったので、動作面で進化を体感するのは難しい世界。
バッテリー持ちについては思っていたよりも長続き。「午前中から外出して終電で帰ってくる」という時間の中で「移動中やカフェで眺め、スポットで写真を撮る」というような一般的な使い方をしてもバッテリー切れになることはありませんでした。(帰宅した時点で残量20%弱くらい)ただやはり特筆して悪いわけではないというだけのことで、別に良くもないので「外出や移動中にゲームをします!」とか「旅行中で頻繁に操作します!」いう方はモバイルバッテリーがあったほうが安心できると思います。
窮屈はそこらじゅうにある(Pro Maxサイズとの比較)
ただやはり窮屈さを感じることは頻繁にあります。Pro Maxからの買い換えなので余計にということもあるかもしれませんが、それでも「この狭さは耐えられないよ~」という感じる方がいらっしゃるのも理解できました。
どれぐらいキュッと情報が詰め込まれるかをPro Maxサイズと比較していこうと思います。
まずホーム画面。
サイズに関わらず一画面におけるアプリ数やウィジェット数が変わるわけではないので、本当にそのまま凝縮されるような感じに。miniはスペースが狭ければアイコンや文字も小さいので目が疲れやすいかも。
ブラウジングでは表示の大きさはもちろん、情報量にも結構な差が。
実際にブラウジングするだけなら不便ないのですが、面倒なのはパッとスクリーンショットをしたい時。どうしても同時に表示できる情報量が違うので「1画面に収めたいのに!」ということになることが何回かありました。
いつものゲーム。
一つ一つのアイコンやボタンのサイズも、スペースもが小さくなるので本当に目が疲れる…。ライトにプレイする私でもうーんって感じなので、ガッツリゲームをやるという方にはオススメできないですね。
12 Pro Maxと比べてみると色味や挙動については差がないものの、やはり画面の情報量や詰め込まれ方には大きな差がありました。
miniについては少なくともゲーマーには向かないと思いますが、初めてiPhoneのサイズ選びをするという方は「どの程度が自分の許容範囲なのか」をしっかりと確認してから購入したほうがいいと思います。「取り敢えず小さく軽いからmini!」は痛い目を見るかもしれません。
撮ってみる
iPhone、というかスマホの進化と言えばカメラの進化、そう言える程度に各メーカーともカメラの進化をグイグイ押してきます。
今回のiPhone 13シリーズのカメラ周りもレンズが明るくなったり、12シリーズではPro Maxにしかなかった強めの手振れ補正がどの機種でも搭載されたり、映画のような映像を気軽に撮影できたりと万人が得する進化もあれば一部の方(動画をよく撮る方)が得する進化もあるような印象でした。
私自身動画をあまり撮らず、手振れ補正や映画っぽい映像についてはよく実感できていないので今回は割愛し、写真についても今回は軽めのレビューということで購入してから2日間で撮影した写真から何枚かピックアップしてお話しさせていただきます。
広角レンズ
広角レンズは非常に使い勝手が良い万能レンズでした。
寄れる。明るい。色もスマホカメラの中では比較的自然な色味。ご飯も風景もなんでもござれのこのレンズ。一つだけでも十分なんじゃないかと思ってしまう程です。iPhoneはホワイトバランスなどの調整も素早く、撮れる画と撮る前のプレビューに差がないおかげで「撮ったのを見返してみたら思ってたのと違った!」ということもないので減点ポイントがない。
夜の撮影もバッチリ。
「明るいレンズ+ナイトモード=スーパー明るい」という感じで綺麗だなぁと思ったものを綺麗なままカメラロールに収めてくれます。暗い部分のノイズ(ザラザラ感)も少なくて後から見返しても気持ちがいい!何も考えずにシャッターボタンをワンタップするだけでこれが撮影できるのはとてもいい時代。
超広角レンズ
広角レンズだけでも十分じゃん?と思っていても、広大な景色を見ると欲しくなるのが超広角。一つの画面に入る情報量が多く、少し視点を変えるだけで撮れる画もガラリと変わります。情報を厳選するレンズが広角レンズなら、超広角レンズは情報を欲張るレンズなのかも。
iPhone 13 miniの超広角レンズは欲張った情報量が多くなってもひとつひとつのディテールはしっかり残さず描写されています。広角レンズと色味のさもないので違和感もなく自然に使い分けることができます。
超広角レンズもまた明るく作られているので夜の撮影も綺麗にいけます。広角と同じくノイズが少ないので不快感もなし。ちなみにこれもまた看板やら建物やら情報を欲張った結果の画。(広角では入りきらなかった)
注意点:強い光を写すと反射してしまう
この写真を見てほしい。ライトの横に薄緑のボヤボヤがあるのがわかるだろうか。
これは実はライトの強い光がレンズのガラス内で反射して写真に写ってしまってるんですね。先代でも同じ現象があって、流石に13シリーズでは対処されてるだろうと思っていたのですが…。
しかし夜景では必ずこうなるというわけではなく、特に強い光を近い場所で撮影すると起こるのでそんなには発生しないです。それでも起こると一気に画が壊れるので次期こそは…。
まとめ:ポケットに突っ込んでおける最強のサブスマホ
このスマホ、メインスマホとして考えると性能を差し引いても不便が多く、レアリティでいうと大体SRくらいなのかなという印象を受けます。これ1台だけで生活するのは相当なライトユーザーでないと辛い。
しかし「2台目のサブスマホ」とするならば話は別。電池も1日くらいは十分持つ。処理性能は最強レベル。カメラも減点なし。ポケットに入っていることすら忘れる大きさと重さ。一気にSSSSSSRくらいになるじゃんね。
今回はちょうどよくもう一つのmini、iPad miniも出たのでそっちと組み合わせて使い分けることで一気に快適になる気がします。ティムもそれを想定していた…?
前投稿のようにiPad miniも購入しているので、そっちのレビューや私なりの使い分けについては後日投稿する予定です。そちらもよろしくお願いします。
と、言いつつも。
正直なところ13 miniについては「12 miniとあまり変わりがないな?」と使っていて感じてしまいました。処理性能の差を実感できるのは極一部の高度な使い方をされている方々のみで、バッテリー持ちについても少し長くなったとはいえ、どちらにせよまだまだ「モバイルバッテリーがあった方が安心だよね?」というレベルの域を出ません。カメラも進化していますが、突然写真を並べられて「どっちが12でどっちが13?」って言われたら分からないと思います。
つまるところ、miniサイズを求めてはいるけど強いこだわりがない方は13 miniではなく先代12 miniでもいいのかなと思います。コスパだけを求めるなら間違いなく型落ちとなり各キャリアや販売店で割引されている12 miniを買ってしまうのがオススメ。あとは好きなカラバリで選ぶとか。12 miniはカメラが縦列配置でカラバリもパープルがあって非常~~~に羨ましい。
スマホの使い方が多様化している今だからこそ、ただ新しくて強いスマホだけを手に取るのではなく、自分に合った大きさや性能、価格のスマホを考えて選ぶことで良い生活の相棒になってくれるのではないかと最近よく思います。
本ページは広告及びアフィリエイトプログラムにより収益を得ています。